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コロナの「ワクチン戦争」の中、日本のアンジェスが2021年実用化に向けて加速

10 Jun 2020
日本のバイオ製薬企業、アンジェス株式会社は、自社の新型コロナウイルスワクチンが、早くも2012年前半に実用化できると考えている。(シャッターストック)
日本のバイオ製薬企業、アンジェス株式会社は、自社の新型コロナウイルスワクチンが、早くも2012年前半に実用化できると考えている。(シャッターストック)
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Updated 10 Jun 2020
10 Jun 2020

日本のバイオ製薬企業、アンジェス株式会社は、サプライチェーンの課題と生産のハードルを克服できれば、自社の新型コロナウイルスワクチンが、早くも2012年前半に実用化できると考えている、と同社創設者は述べた。

大阪を拠点とするこの企業は、高い安全規制基準とその他のハードルを既に通過した高血圧DNAワクチンを転用することで、COVID-19のワクチン開発の可能性では有利なスタートを切ってきた。

森下竜一氏は、その経験のおかげで、「日本の厚労省と医薬品医療機器総合機構は、既に弊社の製品に強い自信を持っています」と、ロイター通信に語った。

日本政府は新型コロナウイルスワクチンを実用化しようとして、来年に延期された東京オリンピックを主催できるようにしたいと思っている。日本政府がワクチン開発のための最新予算として、13億ドルを割り当てたときに、このコメントは届いている。

世界中の薬品メーカーが先を争って、非常に感染性の高い新型コロナウイルスによって生じる呼吸器疾患、COVID-19の治療薬とワクチンを開発しようとしていて、今までのところ、世界中で40万人以上が死亡している。

世界保健機関によると、現在臨床試験に入っているワクチンは10種類あり、非臨床試験に入っているものはさらに数10種類あるが、大量生産と配分は重要な課題だという。

森下氏はまた、数百もの研究機関や企業が同時に研究を行っているので、薬剤化合物からガラス製薬瓶まで、あらゆるものの不足が、同氏の言うところの「ワクチン戦争」という形で生じており、ワクチン開発を困難にする可能性があるとも警告した。

アンジェスのワクチンが候補となったことは、新型コロナウイルスワクチンに関して、日本が何よりも望んでいることの1つだ。同社のワクチン開発は、塩野義製薬株式会社や第一三共株式会社といった他社の開発よりも、さらに先を進んでいるからだ。アンジェスの候補となっているワクチンは、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の細胞受容体へ結合できなくするプラスミドDNAワクチンだ。

ネズミによる早期の試験結果は、抗体生産の増加を示しており、30人の被験者による試験は、9月に初めての結果が得られることを予測して、7月に開始される予定だ。

これとは対照的に、他の候補はアメリカ企業、モデルナ株式会社のワクチン、メッセンジャーRNA(mRNA)に基づいている。mRNAは細胞に、免疫反応を生み出す特定のコロナウイルスタンパク質をつくるように命ずる。その他の種類のものは、このウイルスを不活化する形式に基づいている。

大阪大学を出て、20年前にアンジェスを立ち上げた森下氏は、3月に同社が新型コロナウイルス対策キャンペーンを発表して以来、同社の株式時価総額が5倍以上上昇し、24億ドルとなるのを目にしてきた。

「COVID-19の行く末は、極めて謎めいています」と森下氏は語り、このウイルスは変異して戻って来るので、恐らくいかなるワクチンでも、絶えず微調整が必要となるだろうと付け加えた。

ロイター通信

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