
安倍晋三首相は16日夜、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入計画停止について「これまで地元に説明してきた前提が違った以上、これ以上進めるわけにいかないと判断した」と理解を求めた。その上で、今後のミサイル防衛体制に関し「日本を守り抜いていくために必要な措置を国家安全保障会議(NSC)でしっかり議論していきたい」と語った。
首相官邸で記者団の質問に答えた。首相は河野太郎防衛相と12日に会談し、計画停止を了承したと説明。「弾道ミサイルの脅威から国民の命と平和な暮らしを守り抜いていくことは政府の重要な使命だ。防衛に空白が生じてはならない」と強調した。
JIJI Press