
埼玉県は2日、同県八潮市の全市立小中学校計15校で給食を食べた児童と生徒、教員計3453人が病原大腸菌による食中毒を発症したと発表した。重症者はおらず、全員快方に向かっているという。
保健所は全校に給食を提供した市内の給食センター工場を同日から3日間の営業停止とし、原因食材の特定などを進めている。
県によると、6月28日に医療機関から保健所に「複数の小中学校の児童生徒が腹痛や下痢などの食中毒症状を呈し受診している」と通報があった。15校の児童生徒と教員計6922人を調べた結果、約半数に症状が確認された。
26日の給食メニューは鶏の空揚げやツナじゃが、海藻サラダなどだった。
JIJI Press