安倍首相、健康状態説明へ＝ＰＣＲ検査拡充を発表―２８日に記者会見

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安倍首相、健康状態説明へ＝ＰＣＲ検査拡充を発表―２８日に記者会見

安倍首相、健康状態説明へ＝ＰＣＲ検査拡充を発表―２８日に記者会見

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27 Aug 2020 09:08:03 GMT9

安倍晋三首相は２８日午後５時から、首相官邸で記者会見に臨む。自身の健康不安が取り沙汰されていることを踏まえ、現在の体調や今後の対応についてどう説明するかが焦点。新型コロナウイルスの新たな感染拡大が懸念される冬場に備え、ＰＣＲ検査拡充など追加対策も打ち出す方針だ。

　首相が官邸でまとまった時間を取って会見するのは、通常国会閉幕翌日の６月１８日以来となる。政府は会見に先立って、新型コロナ感染症対策本部の会議も約１カ月ぶりに開く。

　首相の健康不安説は、１７日と２４日に２週連続で慶応大病院を訪問したことで急速に広がった。首相はその都度、「体調管理に万全を期すための検査」「追加的な検査」と説明したが、自民党内では、持病の潰瘍性大腸炎が悪化し、何らかの治療を受けたのではないかとの見方も強い。　

　首相は第１次政権時代の２００７年９月に、持病の悪化を受けて退陣した経緯がある。２８日の会見で、自身の健康状態と今後の政権運営について何を語るのか、与野党とも強い関心を持って注視している。

　一方、首相は新型コロナとインフルエンザの同時流行の恐れがある冬に備え、新型コロナ感染者を見分けるためのＰＣＲ検査拡充を表明。重症化リスクの高い高齢者らへのインフルエンザワクチン優先接種も呼び掛ける。米英の製薬大手と新型コロナのワクチン供給で基本合意したことを踏まえ、確保に向けた予備費支出も明らかにする。

　新型コロナを感染症法で２番目に危険度が高い「２類」相当と位置付けていることが医療機関の業務を圧迫しているとの指摘を踏まえ、柔軟な運用を認める方針も表明。９月末に期限を迎える雇用調整助成金の特例措置を年末まで延長するほか、在留資格を持つ外国人の入国制限を緩和する方針も示す。

JIJI Press

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