
島津製作所は27日、新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査装置を開発し、中小規模の病院や検疫所向けに販売を開始したと発表した。全自動式で、最短90分で結果が判明。他社製品よりも安く設定しており、検査体制の拡充を後押しする。
装置は幅30センチ、奥行き65センチ、高さ66センチとクリニックなどでも設置しやすい小型サイズ。1台で4検体が同時に測定でき、結果は接続先のパソコンにグラフやリポート形式で表示される。
販売価格は209万円(税込み)。既存製品の部品利用などにより、同じ検査能力を持つ他社製品より5、6割安く価格を抑えられたという。年間3000台の販売を目指す。
JIJI Press