
英製薬大手アストラゼネカの日本法人は11日、新型コロナウイルスのワクチンを1億2000万回分供給することで日本政府と最終合意したと発表した。
日本で実施している臨床試験(治験)の結果も踏まえ、日本の規制当局に承認を申請する考えを示した。
アストラゼネカは英国などでの治験の結果、平均70%、最高90%の確率で効果を示したと発表している。
既に英国などでは承認申請済みだが、日本での承認は欧米に比べて遅れる見通しだ。
このワクチンは2回の接種が必要なため、日本の人口の約半分に当たる6000万人分となる。
一般的な冷蔵庫の温度(2~8度)で保管可能で、零下70度での冷凍保存が必要な米製薬大手ファイザーなどのワクチンに比べて流通面で利点があるとされる。
JIJI Press