

茂木敏充外相は13日、インド洋の島国モーリシャスを訪れ、ジャグナット首相らと会談した。日本企業が手配した貨物船による今夏の座礁・重油流出事故に関し、復旧に向けた日本の取り組みを説明。海面上昇やサイクロンなど自然災害への対策でモーリシャスを支援する方針を伝えた。流出状況の視察も行った。
日本外務省が発表した。茂木氏はこの後、オンラインで記者会見。モーリシャス側から300億円の緊急円借款の要請があったと明かし、「前向きに検討する」と述べた。
茂木氏はボダ外相との共同記者発表で、日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」構想実現へ両国の連携を確認したと表明。重油流出に触れ、「モーリシャスが一日も早く美しい環境を回復させ、豊かな経済や生活を取り戻すことを願っている」と語った。
茂木氏は8日からのアフリカ4カ国歴訪を終え、14日に帰国する。
JIJI Press