ナディン・ハッサン

リヤド：サウジアラビアの活況を呈する民間部門は、ビジョン2030の目標である6.4兆サウジリヤル（1.7兆ドル）を上回る経済成長を牽引するだろうと投資大臣が語った。

ハーリド・アル・ファーレフ投資大臣は公的投資基金（PIF）第2回民間部門フォーラムのパネルディスカッションで、10年後までに国内総生産の65％が政府以外の支援によるものとなり、2016年に経済多様化戦略が発表される前の最大4倍になると指摘した。

アル・ファーレフ大臣は、サウジアラビアを石油収入への依存から脱却させるにあたり、民間部門がビジョン2030の主な焦点であることを強調するために、このイベントに出席した。

大臣は、経済は2.6兆サウジリヤルから成長すると述べ、次のように付け加えた。「つまり、6.4兆サウジリヤルの65％ということは、量、規模、種類において、ビジョン2030以前の民間セクターの貢献の約3倍から4倍に相当する」

民間部門フォーラムは、2月6日から7日までリヤドのキング・アブドルアジーズ・国際コンベンションセンターで開催されている。

このイベントは、PIFとその投資先企業、民間セクター間のパートナーシップを促進することを目的としている。政府系ファンドPIFは2025年末までに投資先企業を通じた現地資本比率を60％まで高めることを目指している。

80社以上のPIF投資先企業の代表や閣僚、CEOが出席する予定である。

「民間部門の代表50〜200人が参加しない限り、国際的な投資誘致や投資機会発掘のための国際会議は、開催できない」とアル・ファーレフ大臣は述べ、次のように付け加えた。「我々は、一時的な会合を通じてだけでなく、門戸の開放と継続的かつ体系的な対話を通じて、民間部門が必要とするあらゆる要素を提供する」

さらに、アル・ファーレフ大臣は、ビジョン2030中に目標とされた投資額は12兆4,000億サウジリヤルであり、契約部門だけでも1兆8,000億サウジリヤルにのぼると述べた。

「民間部門が準備し、備え、能力を高め、グローバルなパートナーシップを結ぶべき急務が存在する」とアル・ファーレフ大臣は述べた。

大臣はさらに、いくつかの分野で奨励策が導入されたと述べた。

「我々は、この地域で最大となる予定の経済特区を持っており、世界的な競争のレベルに達するだろう。深圳や、造船業や冶金業を包含するラス・アル・ハイールを含む紅海やアラビア湾の経済地区と競争することになる」と大臣は述べた。

また、100億サウジリヤルを超える予算が産業部門の作業チームに割り当てられ、1,900品目がサウダイゼーション・プログラム（民間企業におけるサウジアラビア国民の雇用を奨励した国家政策）の優先事項に位置づけられていることも明らかにした。

「現在、我々は物流保管センターを提供するために国際的なパートナーシップに取り組んでいる」とアル・ファーレフ大臣は付け加えた。

同相は、3月4日から7日までリヤドで開催される次回のLEAPテクノロジーカンファレンスにおいて、ITプロジェクトに関する発表があることを明らかにした。