




東京: 日本の宇宙機関は2020年12月14日、探査機「はやぶさ2」が先週、小惑星リュウグウから持ち帰ったカプセル内を調べたところ、黒っぽい砂粒が入っているのを確認したと報告した。
直径40センチメートル(15インチ)の鍋型のカプセルは、はやぶさ2によって宇宙から人口の少ないオーストラリアの砂漠地帯に12月6日に落下した。太陽系の起源と地球上の生命を理解する上での手掛かりとなると期待されている研究のために先週の火曜日に日本に到着した。
宇宙航空研究開発機構は、科学者がカプセル内を調べたところ、不特定の量の黒っぽい砂粒を発見したと報告した。
JAXAは声明のなかで、「明らかに小惑星リュウグウ(アスタリスク)からの物質だ」と述べた。
JAXAは、サンプルの詳細な調査に先立ち、当初の調査は継続すると述べた。
サンプルは、はやぶさ2が昨年、地球から3億キロメートル(1億9000万マイル)以上離れたリュウグウで行ったタッチダウンから収集された。小惑星の表面が非常に岩の多い凸凹の地形であるため、着陸は予想よりも困難であった。
最初の着陸ではリュウグウの地表からサンプルを収集し、2回目の着陸では地下からサンプルを収集した。それぞれが別々に保管された。
科学者たちは、小惑星の地下のサンプルから、宇宙線やその他の環境要因の影響を受けていない数十億年前の情報を収集することを望んでいる。 JAXAの科学者たちは、太陽系でどのように分布しているか、そしてそれらが地球上の生命に関連しているかどうかを知るために、サンプル中の有機物質に特に興味があると述べた。
サンプルの一部は日本で約1年間研究し、NASAや他の国際的なグループと共有され、2022年からさらなる研究が開始される。
AP