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コロナ禍、初詣に新様式=電子おみくじ、年内参拝も―知恵絞る「接触」「密」対策

京都市の八坂神社は6月、撤去した鈴緒の代わりに、センサーに手をかざすと鈴の音が鳴るスピーカーをさい銭箱の上に設置した。(AFP)
京都市の八坂神社は6月、撤去した鈴緒の代わりに、センサーに手をかざすと鈴の音が鳴るスピーカーをさい銭箱の上に設置した。(AFP)
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19 Dec 2020 05:12:26 GMT9
19 Dec 2020 05:12:26 GMT9

新年の無事と平安を祈念する初詣。コロナ禍で「よい年」を願う気持ちは例年以上だが、参詣には感染リスクが付きまとう。初詣の新様式を探る動きが各地で続く。

新型コロナウイルスの感染拡大後、各地の神社や寺は、不特定多数の人が触る「ひしゃく」や「鈴緒(すずのお)」などを撤去した。

京都市の八坂神社は6月、撤去した鈴緒の代わりに、センサーに手をかざすと鈴の音が鳴るスピーカーをさい銭箱の上に設置した。しかし、「(物珍しいため)逆に密をつくってしまうかもしれない」と危惧。多くの参拝客が訪れる新年はスピーカーを外すことも検討している。

おみくじの筒に多くの人が触れずに済むように、神戸市の生田神社は「QRコードおみくじ」を導入。スマートフォンでコードを読み取り、表示された番号札を授与所で見せておみくじを受け取る。権禰宜(ごんねぎ)の沢田政彰さん(36)は「指先に願いを込めて引いてほしい」と話す。

人混みによる「密」も懸念される。全国有数の初詣客の多さで知られる明治神宮(東京都渋谷区)や成田山新勝寺(千葉県成田市)などでは、三が日を避け、少人数でお参りする「分散参拝」を呼び掛ける。

「幸先詣(さいさきもうで)」などと名付け、年内の参拝を推奨する動きもある。来年の縁起物を年明け前から受け取れるように工夫する神社も。広島護国神社(広島市)は「いろんな形があって問題はない」と、年内の参拝でも御利益はあるとの見方を示す。

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮は、立春の前日となる2月2日までを「三十三が日」とし、三が日にこだわらず、冬の間の初詣を呼び掛けている。広報担当の新鞍知規さん(42)は「時期的なめどを示せば、参拝客も分散すると思う。正月は家族が集まる大切な時間。感染対策をして初詣に来てほしい」と話している。

JIJI Press

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