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謝罪するも「桜を見る会」に関して不起訴となる安倍氏

政治資金の記載漏れに関して自身の秘書が起訴されたことについて東京で記者会見を開く安倍晋三前総理大臣(資料写真/ロイター)
政治資金の記載漏れに関して自身の秘書が起訴されたことについて東京で記者会見を開く安倍晋三前総理大臣(資料写真/ロイター)
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25 Dec 2020 01:12:36 GMT9
25 Dec 2020 01:12:36 GMT9

日本で人気の桜のシーズンに合わせて同氏の政治団体が支持者を集めて開催する夕食会に関連した不正支出について検察が不起訴にしたことを受け、安倍晋三前総理が木曜日に謝罪した。

9月に辞任した安倍氏は健康問題をその理由に挙げていたが、評論家はスキャンダルが原因だったのではないかとしていた。同氏の後継者である菅義偉総理は就任時に毎年恒例だった「桜を見る会」を廃止したが、コロナウイルス対策の遅れと安倍政権の元閣僚らによる大量のスキャンダルが要因となり国民の支持率は急激に低下した。

東京地検特捜部は証拠不十分として安倍氏を不起訴にした。ところが特捜部は、2016年から2019年の受取に関連して収支記載漏れの疑惑があった長年の公設第1秘書については起訴している。

安倍氏は木曜日、不正行為を否定し、先月調査レポートが出てくるまで不正支出については知らなかったと語った。

安倍氏は会場を埋め尽くした記者団に対し、「会計処理は私が知らない中で行われていたとはいえ、道義的責任を痛感している。深く反省し、国民に心からおわび申し上げたい」と語った。

引き続き日本の与党の国会議員にとどまる安倍氏は、「桜を見る会」の費用に関するこれまでの発言を修正する説明を金曜日の国会で行う予定になっている。野党議員によると、安倍氏は虚偽の発言を少なくとも118回行ったという。

安倍政権で内閣官房長官を務めていた菅総理は、安倍氏が繰り返し行った説明が事実ではなかったことを真摯に受け止めるとした。菅総理はその上で、安倍氏およびその事務所の情報に基づき議会に対して虚偽の説明を行なったことを謝罪した。

2018年の夕食会で安倍氏の招待客が5000円しか支払わなかったことに野党議員が疑問を提起したことが発端となりこのスキャンダルは始まった。東京の高級ホテルで行われるパーティーとしては会費が安すぎて、安倍氏の事務所が差額を補填している疑いがあるとの主張だった。

検察は安倍氏、公設秘書、そして政治支援団体の2人の幹部について選挙資金法に違反する贈賄について調査を行なった。日本の法律では政治家から有権者に対する贈与を禁じている。
訴状によると、配川博之秘書(61歳)は参加者から会費を集めた時にその1160万円を報告せず、ホテルに1870万円の支払を行なったという。安倍氏によると、配川氏はこれを真摯に受け止め、秘書として辞任を申し出たことを明らかにしている。同氏の公の場での発言はない。

AP

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