
【サンパウロ時事】ブラジルから羽田空港に到着した男女4人から新型コロナウイルスの新たな変異種が検出されたことを受け、ブラジル保健省は10日、日本政府に変異種の遺伝子配列などの情報を提供するよう要請した。日本の厚生労働省によると、4人はブラジル北部アマゾナス州に滞在。2日に羽田空港へ到着した。
ブラジル保健省は「既に国内の関係機関に警告を回すなど、必要な予防措置を取った」と表明。「旅行者の国籍や、他人との接触の可能性を追跡するための滞在情報を厚労省に問い合わせている」と説明した。
ブラジルは感染第2波の真っ最中で、1月に入ってから1日平均5万人以上が感染。国内では、英国型と南アフリカ型の変異種が確認されている。
JIJI Press