
農林水産省と千葉県は21日、千葉県横芝光町の食用アヒルを飼育する農場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザとみられる感染を確認したと発表した。飼育している約6000羽と、この農場から直近1週間で茨城県など6道府県に出荷したひな約6300羽など、計1万2400羽を殺処分する。
6道府県で殺処分の対象となるのは、北海道赤平市、宮城県角田市、茨城県古河市(2カ所)、同県かすみがうら市、埼玉県行田市、同県春日部市、大阪府松原市、奈良県御所市の9農場。今季は全国で鳥インフル発生が相次いでいるが、アヒルの感染は全国で初めて。
千葉県などによると、20日午前、横芝光町の農場でアヒルが卵を産まなくなっているとの連絡を受け、同県が立ち入り検査を実施。鳥インフルの簡易検査で陽性反応を確認し、21日未明に詳細な遺伝子検査で高病原性の可能性が高いことが判明した。
JIJI Press