
パリ:フランス国立オリンピック委員会(CNOSF)の会長は、コロナウイルスワクチン未接種の選手は、今年の夏の東京大会で「非常に厳しい」状況に置かれるだろうと語った。
日本大会に出場するワクチン未接種の選手は、「2週間の隔離」が課され、「朝晩、検査を受けなければならない」とドゥニ・マセグリア氏が警告した。
コロナウイルス流行により昨年延期された東京オリンピックの選手へのワクチン接種の問題は、水曜日に国際オリンピック委員会(IOC)実行委員会の会議で協議される予定である。
IOCは公式にアスリートのワクチン接種を奨励しているが、強制することはできないと述べている。
マセグリア氏は選択の余地がないと述べた。ビデオ記者会見で、氏は「大会の開催が危機に瀕している」と述べた。
「我々は一人ではない」と氏は述べた。「友である日本が世界中からアスリートや要人を受け入れるには、一定の予防措置が必要だ。」
氏は、アスリートが置かれる厳しい状況は、ワクチンを接種したくない選手にとって「説得力ある効果」を及ぼす可能性があると述べた。
マセグリア氏は先週、IOCのトーマス・バッハ会長と話したと語った。
フランスでは、100万人近くの優先者がワクチン接種を受けているが、接種ペースは世界中で非常に異なる。 日本など一部の国ではまだ始まっていない。
アスリートのワクチン接種の問題も倫理的問題を引き起こす。
「アスリートが他のカテゴリーの国民より優先されることは問題外だが、今から大会までの間、他の人々を不利にせずにワクチンを接種することができると想定できる」とマセグリア氏は語った。
「私はワクチン接種を支持する立場をとっている。フランスのアスリート全員がこの見解を共有することを願う」と氏は付け加えた。
AFP