
アラブニュース・ジャパン
大久保武駐レバノン日本大使は火曜日、徳仁天皇の61歳の誕生日を祝う声明を発表した。
アラブニュース・ジャパンに公開した書簡の中で、大久保大使は、「昨年同様、日本大使館は天皇陛下の誕生日を記念して毎年恒例のレセプションを開催しようとしてきました。しかし現在のレバノンでのコロナウイルスの状況を考えると、日本大使館は残念ながら今年のレセプションを開催しないことを決定しました。一日も早くパンデミックが終わり、通常の日常生活に戻れることを心よりお祈りしています」と述べた。
大久保大使は、レバノンはこの1年、経済・金融危機から8月4日に起きた悲劇的なベイルートの爆発事故まで、多くの困難に直面してきたと述べた。ベイルートの事故は多くの人命を奪い、首都全体に被害をもたらした。
「日本政府と国民はレバノンに深く同情し、悲劇の直後から緊急援助を行ってきました。主に国際機関を通じてこれまでに総額2,000万ドル以上の緊急無償資金援助を行ってきました。日本はレバノンの困ったときの友人として国際社会と連携し、今後もレバノンを支援していくと共に、レバノンの人々が模索し、切望する改革を支援します」と大久保大使は付け加えた。
大久保大使は、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにはさらなる困難が伴うだろうとしながらも、レバノンと日本の関係をさらに強化していく決意を表明した。