
20日、日本の東北地方で強い地震があり、7人がけがをした。東京都内でも建物が揺れ、宮城県の沿岸部の一部に津波注意報が出された。関係する地方自治体や消防署の当局者が21日、発表した。地方自治体によると、いずれも軽傷という。
7人のけが人のうち6人は宮城県で、最大震度は5強。日本の震度階級で4番目に高いレベルだ。
美里町では、90歳代女性が外れた戸に頭をぶつけた。宮城県の県庁所在地、仙台市では4人がけがをした。
宮城県の南にある福島県伊達市では、77歳女性が転倒し、尾骨を打って救急搬送された。
米地質調査所は、地震の強さをマグニチュード7.0、深さを54キロメートル(33.5マイル)とした。揺れが始まったのは午後6時9分ごろだった。
日本の気象庁は地震の直後、宮城県に最大1メートル(ヤード)の津波が予想されるとして津波注意報を発表したが、約90分後に解除した。
宮城県内の沿岸部の複数自治体で避難所が開設されたが、その後閉鎖され、現在避難者はいない。
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、東京と東北地方を結ぶ東北新幹線の一部区間での運転を一時的に見合わせた。
時事通信/ AP