

アラブニュース・ジャパン
東京: 日本政府は金曜、緊急事態宣言を延長し、一部地域に制限を行うことについて菅義偉首相が謝罪した。宣言はすでに東京、大阪、兵庫、京都が対象となっているが、福岡、愛知が追加された。その他の地域にも宣言に準じた措置を行う。
菅氏は金曜夜の記者会見で「今回の延長により、引き続きご負担をおかけします皆さまに深くおわびを申し上げます。外出を控えて下さった方々、休業要請に応じていただいた事業者の皆さま、医療介護の現場で懸命のご尽力をいただいております皆さまに感謝申し上げます」と述べた。
感染の増加に伴い、感染者の多い地域では病床が逼迫している。
菅氏は強力なワクチン接種計画の重要性を強調し、「ウイルスに対する警戒を維持し、改めて対策が必要であると判断しました」と述べた。日本における接種は今のところ国民の2%に満たない。
「私たちが日常を取り戻すことができるかどうかは、いかに多くの方にワクチン接種ができるかにかかっています」と菅氏は語った。「来週より全国の自治体で本格的な接種が始まります。東京と大阪の大規模接種センターも今月24日から始まります。その後、1日100万回の予防接種を目標とし、政府としてはあらゆる手段を尽くし自治体をサポートしていきます」
またできるだけテレワークをし、店舗や施設の時間短縮を促すことで、公共交通機関の通勤者数を減らすことが重要だとした。
東京五輪・パラリンピックの開催については「心配の声が皆さんからあがっていることは承知しています。まずはいまの感染拡大防止に全力を投入していきます。開催にあたっては、選手や大会関係者の感染対策をしっかり行い、国民の命と健康を守っていくことが大事です」と語った。