
日本の菅義偉首相は、11月までに国民全員にワクチンを接種することを目標としていると述べた。菅首相は総選挙が年内に予定されている中でワクチン接種の目標を設定した。
菅首相は水曜日、ワクチンをウイルス対策の「切り札」と呼び、「10月から11月の間に、接種を希望するすべての人にワクチンを接種したい」と述べた。
菅首相は、7月23日から8月8日まで東京で開催される予定の夏季オリンピックに向けて、日本の新型コロナワクチン接種を加速させようと必死になっている。
菅首相は、7月末までに日本に3600万人いる高齢者全員がワクチン接種を完了できるよう、1日に100万回の接種を行うことを目指している。菅首相はまた、オリンピックを前にワクチン接種を加速させるため、大企業に対しても月内に従業員への接種を開始するための準備を行うよう促している。
政府の発表によると、火曜日の時点でワクチン接種を完了した人は日本の人口の4%未満となっている。
ワクチン接種の遅れに加え、パンデミックの中でのオリンピック開催に対する懸念から抗議行動が起こり、菅首相の支持率は昨年9月の就任以来最低の水準にまで落ち込んでいる。
AP通信