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安倍首相、通算在職日数歴代1位に

安倍首相が政権にとどまった場合、政権復帰後の在任日数は2020年8月に史上最高の記録となる。(AFPファイル)
安倍首相が政権にとどまった場合、政権復帰後の在任日数は2020年8月に史上最高の記録となる。(AFPファイル)
20 Nov 2019 02:11:14 GMT9

東京

安倍晋三首相は、11月20日で通算在職日数が2887日目を迎え、1900年代初頭に2886日にわたって国を率いた桂太郎を抜き、通算在職日数歴代1位となる。

2012年に政権に復帰してから7年近くたった今でも、安倍政権の基盤は安定しており、与党自民党総裁の任期が終わる2021年9月に向けて記録更新を続ける可能性がある。

安倍首相は総裁4選を否定しているが、党内には続投を望むも声もある。

現在の自民党総裁としての任期中、安倍首相は憲法改正などの政治的野心実現の道を開くことを目指している。

安倍首相は、2006年9月に52歳で首相に就任し、戦後最年少の指導者となった。しかし、内閣の閣僚の一連の辞任や自身の体調の不良などで、第一次安倍政権はわずか1年で終わった。

第一次政権時に靖国神社を参拝しなかったことを後悔した安倍首相は、2012年12月に政権に復帰した後、靖国神社を訪れた。

第二次世界大戦戦死者とともにA級戦犯が合祀されたこの神社は、中国と韓国により日本の過去の軍国主義の象徴と見なされている。

2014年、安倍内閣は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行った。

それでも、安倍首相は多くの目標達成の道半ばにある。

野党議員からの根強い抵抗があり、2020年に改正憲法を施行するという目標を実現することは、いまの所困難のように思える。

安倍首相は、ロシアが保有する北方領土4島をめぐる数十年間にわたる争いに自身の手で終止符を打つことを誓っていたが、日本とロシアとの間の領土紛争に関する交渉は行き詰まっている。

安倍首相は、自身の最も重要な課題の1つである、数十年前に起きた北朝鮮による日本人拉致問題の解決にも苦労してきた。

安倍首相が政権にとどまった場合、政権復帰後の在任日数は2020年8月に史上最長の記録となり、佐藤栄作の連続在任記録である2798日を超えることとなる。

[時事通信社]

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