
東京:関東地区の世帯の半数以上がテレビでオリンピック開会式の中継を視聴したという。1964年の東京大会以来2番目に大きな数字となる。26日に公開された調査結果で明らかとなった。
新型コロナウイルスの影響で延期された東京オリンピック競技大会は、ウイルスによる脅威があったことと、感染が拡大する中で開会前の世論が強く反対を表明していたことから、大部分の会場で観客を入れずに開催されている。
しかし、株式会社ビデオリサーチの調査によれば、それでも人々は7月23日に開かれた開会式をテレビで視聴することは止めなかったということになる。
調査によれば、関東地区の56.4パーセントの世帯が開会式を視聴したという。開会式では天皇陛下が大会の開催を宣言した後に、テニス界のスターである大坂なおみ選手が聖火台に点火した。
今回の視聴率は前回東京がオリンピックのホスト都市となった1964年の開会式に次いで2番目の数字となる。前回の関東地区に暮らす世帯の視聴率は61.2パーセントだった。
この数字は近年に開催されたオリンピックの関東地区における視聴率をはるかに上回るものとなっている。2016年のリオオリンピックは23.6パーセント、2012年のロンドンオリンピックは24.9パーセント、2008年の北京オリンピックは37.3パーセントだった。
今回の調査は東京とその周囲の6県に暮らす2700世帯を対象に行われた。
AFP