
アラブニュース
チュニス:レバノンの次期首相に任命され、組閣を任じられた後の最初のインタビューで、ナジブ・ミカティ氏はレバノン国民に「すべてについて真実を語る」と約束した。
ミカティ氏は26日月曜日、118票のうち72票を獲得し、レバノン議会の支持を勝ち取った。同氏は、ミシェル・アウン大統領との組閣に関する9か月にわたる交渉に失敗した後7月15日に首相指名を返上した、サアド・ハリーリ氏の後任となる。
レバノンの新聞アンナハールの編集長ネイラ・トゥエニ氏との独占インタビューで、ミカティ氏は「ハリーリ氏は愛国心に動かされて辞任した」と話した。同氏はまた「レバノンが崩壊しないという、国際的およびアメリカによる保証がある」とも述べた。
ミカティ氏は、以前に提案された「レバノン支援を可能にする」というフランスのイニシアチブを「実施できるように、専門家から成る内閣を形成」したいと語った。
燃料不足により、レバノンは最近停電に見舞われており、ミカティ氏は「電力問題に対処する」必要性を強調した。
また、レバノンは自国通貨の価値が暴落しており、金融危機の真っ只中にある。「銀行は困難に直面しているが、それらを解決するためにできることがある」とミカティ氏は述べた。
8月4日にベイルート港で起きた爆発事故の影響を受けた前回の内閣総辞職から約1年後の、新内閣形成という挑戦について、ミカティ氏は次のように述べた。「ミシェル・アウン大統領はこの内閣に賭けており、国を救いたいと思っている。私は大統領に、組閣を開始するため(可能な限り)すぐにバーブダ宮殿を訪問すると伝えた。」
同氏はさらにこう付け加えた。「私は(この任務を)続行するよう割り当てられており、トンネルの終わりには光がある。私はこの任務を遂行できる。
「私はヒズボラとイランの関係における自分の限界をわきまえている。私たちはアラブの一部であり、レバノンがアラブ諸国に対する陰謀の橋渡し役になることを望まない。」
キリスト教の2つの議会グループは、ミカティ氏の任命につながった協議中に同氏の指名を拒否したが、それについては「彼らの立場を理解しており、個人的に受け取ってはいない」と述べた。同氏は自分と彼らとの関係は「素晴らしく、尊敬に基づいている」と付け加えた。ミカティ氏はレバノンが議会選挙を間近に控えていることを指摘し、それらのグループは「議会での4年間を待ち望んでいるので、外部から私を支援するだろう」と予測した。
ベイルートの爆発について語る中で、ミカティ氏は「この災害は対処するために大変な努力を必要とする。我々は誰が硝酸アンモニウムを持ち込んだのか、真実を知りたいと思っている」と述べた。硝酸アンモニウムは適切な安全対策を講じることなく港に保管されており、この災害を引き起こした。同氏は、爆発事件の公式調査を主導しているタレク・ビタール裁判官は「良心的な人だ」と話した。
2019年、ミカティ氏は住宅ローンに関連する汚職容疑に直面したが、同氏はアンナハール紙に「いかなる違反も犯していない」と話した。
特定の政党や連合を代表していないビジネスマンであるミカティ氏は、代理として2005年の3か月間、さらに2011年6月から2014年2月まで、過去に2度首相を務めた。