カルドン・アズハリ
東京:日本のマスコミは、有名な日本武道館で行われた柔道女子78kg超級1回戦で、サウジアラビアのタハニ・カハタニがイスラエルのラズ・ヘルシュコと対戦する決心をしたことを報道した。
朝日新聞は26日の男子73キロ級で、アルジェリアのフェティ・ヌリーンがイスラエルのトハー・ブトブルとの対戦を棄権していたため、この試合が注目を集めたと伝えた。パレスチナを支持することを表明したヌリーンはその後帰国し、国際柔道連盟から出場停止処分を受けた。
朝日新聞は「カハタニは国際オリンピック委員会理事会でワイルドカードでの出場を認められ、サウジアラビアの女子柔道選手としては2012年ロンドン五輪以来2人目の五輪出場者となった」と伝えた。
日本で2番目の発行部数がある朝日新聞は「この日、カハタニが畳の上に立つかどうかが母国をはじめ中東諸国で注目されたが、サウジアラビア五輪委員会は対戦の12時間前にツイッターに『出場する』と投稿した」と伝えた。
また朝日は、国際柔道連盟が対戦後のリリースで「この試合が行われ、スポーツが政治的・外部的な影響力を超越できることを示した」とコメントしたことを伝えた。
一方、共同通信は女子柔道の試合について、「柔道、サウジ女性がイスラエル戦 社会的変化を印象付ける」と報道した。
「アラブ諸国はイスラエル選手との試合を棄権することが多いが、カハタニは母国の女性の手本となろうと堂々とした試合を見せた。背負い落としで一本負けしたが、保守的なサウジ社会の変化を印象づけた」
共同通信はまた、「カハタニはイスラム教徒の女性が頭に巻くスカーフ「ヒジャブ」を巻かずに組み合った。試合後には、記者の質問には答えず、すがすがしい表情で会場を出た」と伝えた。
共同は、「試合は政治とは何の関係もない。良い試合だった」というヘルシュコの言葉を引用した。