
東京:河野太郎ワクチン担当大臣は、菅義偉首相の後継者となる与党自民党の総裁に「ふさわしい人」を聞いた世論調査で首位に立った。
河野氏は、日本経済新聞とテレビ東京が実施した、次の首相となる自民党の総裁に「ふさわしい人」を聞いた世論調査で27%の支持を得た。
9月9日~11日に行われた世論調査の結果は、11日に発表された。
石破茂元自民党幹事長が17%で2位、岸田文雄元政調会長が14%で3位だった。高市早苗元総務大臣は7%で5位だった。
行政改革担当大臣を兼務する河野氏は10日に出馬を表明し、岸田氏、高市氏に次いで3人目の正式な出馬表明となった。
時事通信は11日、石破氏に近い関係者の話として、石破氏は総裁選には出馬せず、他の候補者の支援に回る可能性が高いと報じた。
菅首相は9月3日に突然退陣の意向を表明し、1年間の任期に終止符を打つことになった。支持率低下と新型コロナウイルス対策への不満が政権の逆風となった。
これにより、9月29日に自民党員と自民党所属国会議員の投票による総裁選が行われることになった。
自民党は衆議院で過半数を占めているため、総裁選の勝者は実質的に首相になることが決まっている。
共同通信は与党議員の話として、自民党の総裁選に続いて11月前半に総選挙が行われる可能性が高いと報じた。
日本経済新聞とテレビ東京の世論調査は、菅氏の後継者として河野氏(58歳)に強い支持が集まった前回の世論調査と同様の結果となった。
ロイター