
東京
日本の主要野党は木曜日、国の費用で毎年開催されている「桜を見る会」についての野党側の質問に与党が回答を拒んだため金曜日からの国会審議を拒否することを決めた。
野党は、違法ビジネスに関わっていたとされる企業の会長の招待が安倍晋三首相の推薦を受けてのものだったのかどうか回答するよう政府自民党に求めていた。
問題の企業「ジャパンライフ株式会社」は今年4月捜査機関の捜索を受けた。同社は顧客から巨額の金を集めていたが2017年に事実上倒産している。
政府は2015年に同社会長 (当時) に首相主催の花見の会の招待状を送っていた。
招待状には60という番号が振られていたがこれは当該招待客が首相、内閣官房長官その他の招待枠で選定・招待されていたことを示す番号である。
野党は、内閣府が日本共産党に提出した文書にこれらの番号が記載されていることを挙げ、会長は安倍首相あるいは昭恵夫人の招待枠で招待された可能性が高いと主張している。
立憲民主党などの野党の幹部らは木曜日、国会の衆参両院予算委員会における集中審議を要求することで合意した。
野党側は招待客リストの電子データ復元と国会への提出も求めていく。
立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者たちに対して、安倍自民党総裁が野党の要求に応じることに同意しなければ国会審議に戻るつもりはないと述べた。
[時事プレス]