東京電力福島第1原発から出る放射性物質を含む処理水の海洋放出を検証する、国際原子力機関(IAEA)の調査団が28日、ウィーンで初会合を開いた。調査団には、IAEAスタッフのほか、米国や中国、韓国など11カ国の専門家が参加。12月に来日し、福島第1原発を訪問する。
米中韓以外の専門家の出身国は、英国、フランス、ロシア、カナダ、オーストラリア、ベトナム、アルゼンチン、マーシャル諸島。今回の会合は3日間にわたり行い、検証作業の内容について協議する。
IAEAは「専門家は出身国の立場ではなく、IAEAが管理する国際チームの一部として働く」と表明した。
時事通信