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シリア、10月に殺害された男はダーイシュの指導者だったと認める

米軍が、トルコ国境に近いシリア北東部ハサカ県の田舎町ルメイランの近くを巡回している(2022年12月2日撮影)。(AFP)
米軍が、トルコ国境に近いシリア北東部ハサカ県の田舎町ルメイランの近くを巡回している(2022年12月2日撮影)。(AFP)
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03 Dec 2022 07:12:26 GMT9
03 Dec 2022 07:12:26 GMT9
  • 治安筋はSANAに対し、「アル・ハシミはアブデル・ラフマン・アル・イラキとして知られる人物と同一人物だ」と話した

ダマスカス:シリアの親政府メディアは2日、シリア治安筋の話として「10月にシリアで殺害されたダーイシュの司令官はダーイシュの最高指導者だった」と伝えた。

国営シリア・アラブ通信(SANA)が引用したその治安筋は、ダーイシュの指導者であるアブハサン・アル・ハシミ・アル・クライシの殺害につながった作戦は、シリア軍と地元の組織の功績だと話した。

ダーイシュは11月30日、アル・ハシミは戦闘で死亡したと発表し、残りのスリーパーセルを率いる後任を発表した。

米中央軍は、シリアの戦闘員が10月中旬にシリア南部ダルアー県で実行した作戦でアル・ハシミは殺害されたが、米国は支援を行わなかったと発表した。

10月中旬、シリア政府は、ダルアー県で元反政府勢力とともに、ダーイシュに対する共同作戦を開始したと発表した。

その時点でSANAは、殺害された過激派の1人をアブ・アブデル・ラフマン・アル・イラキと特定していた。

その治安筋はSANAに対し、「アル・ハシミはアブデル・ラフマン・アル・イラキとして知られる人物と同一人物だ」と話した。

「シリア軍と地元組織が10月15日、ジャシム市で実行した、ダーイシュに対する治安維持作戦でアル・ハシミは殺された」とその治安筋は話した。

ダルアー県は、2011年のシリアの蜂起が始まった場所だったが、シリア政府を支援する

ロシアが支援した停戦協定に基づき、2018年に再びシリア政府の支配下に置かれた。戦闘員は軽量兵器の保有を許可された。

同県では長年、治安の混乱が続いており、殺人事件や衝突が起きている。ダーイシュのテロリストも同県で犯行声明を出している。

その作戦に参加した戦闘員はAFPに対し、「聖戦士が隠れている家を特定するために、反政府勢力とシリア政府の間で情報交換が行われていた」と話していた。

「ダーイシュの指導者はその中にいる、と私たちに言った者はいなかった」とその戦闘員は話していた。「アブ・アブデル・ラフマン・アル・イラキは、その戦闘で殺された聖戦士の一人だ」とその戦闘員は補足した。

戦争を監視するシリア人権監視団のラミ・アブドルラフマン代表は「イラキは家の中で自爆した。イラキは、家族がその家を出た後、その家に身を隠していた」と話した。

AFP

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