
東京
日本の皇室は、5月の皇位継承後も国民のためにその役割を果たしていくと、54歳の誕生日を迎えられ土曜日に記者会見を開かれた皇嗣の秋篠宮さまが述べられた。
基本的な原則として、皇室は明仁上皇陛下の在位中と同じく、「国民と苦楽を共にし国民の幸せを願いつつ務めを果たしていく」と秋篠宮さまは述べられた。
今上天皇徳仁陛下が即位されて令和時代が幕を開け、皇嗣となられてからは初めての記者会見となった。
「(皇室の)その時代時代に即した在り方というのは、常に考えていかなければいけないと思っています」とも秋篠宮さまは述べられた。
高齢で即位する可能性について尋ねられた秋篠宮さまは、「それはもう本当に1人間がどの段階で何ができるかというのは、これはもう個体差になりますので、随分人によって違う」と述べられた。
今回の記者会見には秋篠宮さまお1人で臨まれた。1989年に昭和から平成に年号が変わった際の同様の記者会見には、文仁親王妃紀子さまが同席された。
秋篠宮さまはさらに、長女の眞子さまの小室圭さんとのご結婚の予定にも言及された。ご結婚に関する用事は延期されている。
来年2月には行事の延期が発表されてから2年となるため、「何らかのことは発表する必要があると」と秋篠宮さまは述べられた。
「それについては、(眞子さまと)結婚のことについては話をする機会はありません」と秋篠宮さまは述べられた。「小室家とは連絡は私は取っておりません」
秋篠宮さまは、即位に関連する一連の儀式である「即位の礼」と大規模な感謝祭である「大嘗祭」が問題なく終了したことに関して安堵していると述べられた。
秋篠宮さまは、即位が宣言される儀式である今回の「即位礼正殿の儀」ではやや緊張されたと述べられた。前回の平成時代には、今上天皇徳仁陛下の所作をご覧になっていればよかったからとのことだ。
去年の誕生日での会見では、秋篠宮さまは大嘗祭は極めて宗教色が強い儀式であるとされ、国費ではなく天皇家の私費である内廷会計で行うべきだとの考えを述べられた。
今年もそのお考えは変わっていないと秋篠宮さまは述べられた。
時事通信社