
【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省の日本担当副局長は30日の談話で、日本政府が北朝鮮の「超大型ロケット砲」発射を「弾道ミサイル」と主張していると非難した上で、「安倍(晋三首相)は本当の弾道ミサイルがどれかを遠からず、それも非常に近くで見ることになるかもしれない」と日本近海への弾道ミサイル発射を示唆した。
談話は、安倍首相が「弾道ミサイル発射」と主張していることに、「無知と愚昧(ぐまい)を完全にさらけ出した安倍首相にぴったりな言葉だ」と批判。「世界がわれわれの今回の試射についてロケット砲試射と正しく評しているが、ただ一人安倍だけがロケット砲をミサイルと言い張っている」と訴えた。
その上で「ロケット砲弾と弾道ミサイルがどう違うのかをよく比べてみて知っておくことを勧告する」とミサイル発射の可能性を示唆して警告。弾道ミサイル発射は安保理決議違反となる。北朝鮮は10月2日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射し、日本のEEZ内に落下させた。
JIJI Press