岸田文雄首相は16日午前、東日本大震災の復興状況を確認するため、岩手県を訪れた。大船渡市の魚市場で漁業者らと車座対話を実施。現場の声に耳を傾け、復興政策や経済対策に反映させたい考えだ。首相の被災地視察は就任後初めて。
首相は雨が降る中、陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園で献花し、黙とう。この後、達増拓也知事らから復興現状の説明を受けた。車座対話には地元のホタテ漁業者、カキ養殖漁業者らが参加。首相はメモを取りながら話を聞いた。
午後は宮城県に移動し、気仙沼市の地域交流拠点施設を視察、移住者らと意見交換する。17日に福島県の東京電力福島第1原発などを視察し、帰京する。
時事通信