
米上院外交委員会は3日、次期駐日大使にラーム・エマニュエル前シカゴ市長を充てる人事案を賛成多数で可決した。上院本会議での承認を経て、近く日本に着任する。
エマニュエル氏は先の指名承認公聴会で、「日米の協力関係は60年超にわたりインド太平洋地域の平和と繁栄の礎となってきた」と証言、同盟深化に取り組む姿勢を示した。
オバマ政権で大統領首席補佐官を経験。外交経験は少ないが、日本や中国を含むアジア情勢を熱心に学び、「承認されればすぐに赴任したい」と周囲に語っている。
同日の委員会では、駐中国大使候補のニコラス・バーンズ元国務次官の人事案も賛成多数で可決された。
時事通信