アラブニュース・ジャパン
東京:日本政府は本日、岡田隆アフガニスタン大使が11月21日から24日の間、アフガンの首都カブールを訪問し、タリバン幹部や関係者と意見交換を行ったことを明らかにした
日本の外務省によると、岡田大使はアブドルガニー・バラダル氏を始めとするタリバン幹部と会談、現地に滞在する邦人や現地職員などの安全確保と希望者の迅速かつ安全な出国の実現について働きかけを行った。
岡田大使は、アフガンの人道状況の悪化に対応するため、日本は国際機関を通じた支援を実施中であることを説明した。これに対しタリバン側は、人道アクセスや援助関係者の安全を確保することを表明した。
また日本側は、女性・少数民族をはじめ全てのアフガニスタン人の権利の尊重、包摂的な政治体制の構築、アフガンをテロの温床とさせないこと等についても要請した。
岡田大使は、カルザイ元大統領、アブドッラー前国民和解高等評議会議長等の関係者とも会談した。
日本は引き続きタリバンとの実務的なやり取りを継続する考えだ。