
国立感染症研究所は27日までに、南アフリカなどで確認された新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」について、警戒度が2番目に高い「注目すべき変異株」に指定した。国内での検出例はないが、検疫などで見つかった患者のウイルスの全遺伝情報(ゲノム)を調べるほか、必要に応じて変異株対応のPCR検査を準備するなど監視を強化する。
感染研による国内の変異株監視には3段階があり、警戒度が最も高いのはデルタ株などが対象の「懸念される変異株」となっている。オミクロン株はワクチンの効果が弱まる恐れも指摘されている。
時事通信