
自宅で合成麻薬MDMAとLSDを所持したとして、東京地検は6日、麻薬取締法違反罪で、女優の沢尻エリカ容疑者(33)を起訴した。認否は明らかにしていない。弁護人は同日、東京地裁に保釈を請求し、認められた。保釈保証金は500万円で即日納付され、同容疑者は同日夜、勾留先の警視庁東京湾岸署を出た。
起訴状などによると、沢尻容疑者は11月16日、東京都目黒区の自宅で、カプセルに入ったMDMAの粉末約0.198グラムを保管。ほかにLSDを含んだ紙片約0.084グラムと液体約0.601グラムも所持したとされる。
捜査関係者によると、沢尻容疑者はMDMAとLSDについて、元交際相手でファッションデザイナーの横川直樹容疑者(38)=同法違反容疑で逮捕=から渡されたものと説明している。
沢尻容疑者は「10年以上前から違法薬物を使っていた」とも供述したが、尿から薬物使用を示す反応は出なかったという。
沢尻容疑者を乗せた黒色のバンは6日午後7時25分ごろ、東京湾岸署の裏口から姿を見せた。報道陣ら150人ほどが集まり、フラッシュが一斉にたかれたが、後部座席はカーテンで遮られ、同容疑者の表情をうかがうことはできなかった。
沢尻容疑者が所属するエイベックス・マネジメントの話 ファンの皆さまを含め関係各方面の方々に改めておわびする。本人の処分については今後の裁判の結果を踏まえ決定する。