

アラブニュース・ジャパン
東京:土曜日、東京都武蔵野市の外国人住民投票条例案に反対するデモ隊によって井の頭公園の平和と静けさが乱された。日の丸やプラカードを持ったデモ隊は市長の辞任と条例案の撤回を求めた。
武蔵野市の松下玲子市長は3ヵ月以上区内に居住する外国人にも住民投票権を認める条例案を提出した。同市役所が18歳以上の市民を対象に2000人を無作為に選び実施したアンケートでは、73.2%が賛成、20.5%が反対だった。
外国人への投票権付与に反対するデモ隊は、外国人嫌いの立場で知られる日本第一党の呼びかけで井の頭公園に集まった。一方、条例案に賛成し人種差別に反対する抗議者たちは、日本第一党のデモを妨害しようとした。
デモに反対する人々の中には、外国人嫌いの空気を懸念する在住外国人の姿があった。もうすぐ父親になるという隣の自治体に住む英国人既婚男性はアラブニュースジャパンに、「外国人の投票権に反対する多くの日本人よりも多くの税金を払っている。将来は子どもが住みやすい国になることを望んでいる」と語った。
この地域に住むある日本人は、外国人の住民投票権に賛成でありヘイトスピーチには全面的に反対すると述べた。