
【北京時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は19日、森喜朗元首相が台湾の蔡英文総統に、電話会談に前向きな菅義偉首相の伝言を伝えたことについて「既に日本側にはっきりさせるよう要求し、日本側は『報道されたようなことは決して起きない』と明確に述べた」との談話を発表した。発足したばかりの菅政権が台湾に接近することに神経質になっているとみられ、週末にもかかわらず反応し、日本側をけん制した。
李登輝元総統の告別式に参列するため台湾を訪問した森氏は18日、蔡氏を表敬訪問し、菅首相からの伝言として「何かの機会にお電話でも(いいから)お話しできればいいなと思っている」と伝えた。
JIJI Press