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途上国に3000億円支援=岸田首相「栄養サミット」で表明

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07 Dec 2021 02:12:39 GMT9
07 Dec 2021 02:12:39 GMT9

岸田文雄首相は7日、栄養状態の改善に向けた国際的な取り組みを議論する「東京栄養サミット」で演説し、途上国向けに今後3年間で28億ドル(3000億円)以上の支援を行うと表明した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の世界的な広がりを踏まえ、1000万回分のワクチンをアフリカ諸国に供与する方針も示した。

栄養サミットは五輪開催国が主催する慣行で、2013年のロンドン以来3回目。2日間の日程で7日に東京都内のホテルで始まり、海外からの出席者はオンラインで参加した。コロナ禍により世界的に栄養状態は悪化傾向にあるとされ、日本も貢献をアピールする狙いだ。 

首相は、栄養過多による肥満が先進国などで課題となる一方、途上国で栄養不足が深刻化していると指摘。1億4000万人以上の子どもの発育が妨げられ、重度の栄養失調に苦しむ子どもがコロナ禍で1360万人増えたと説明し、「科学技術も活用した持続可能な食料システムの構築に貢献する」と強調した。

また、栄養サミットに出席した国際機関や民間企業に資金と政策の両面で支援策を打ち出すよう要請した。

ワクチン支援に関し、日本は既に6000万回分の供与を発表している。このうち1000万回分をアフリカに振り向ける。

時事通信

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