


アラブニュース・ジャパン
東京:現在、東京都内の85台のバスが水素で運行されている。都は木曜日に行われた記者会見で、水素燃料を推進し、社会の脱炭素を実現する方針について説明した。
都は世界最大規模の水素を生産する福島県と連携して2030年までに300台以上の燃料電池バスを運行する。東京都気候変動対策室の池上氏によると、家庭ゴミ収集車にも水素燃料を使用する案を検討しているという。
現在、燃料電池バスは85台が走行しており、そのうち都が70台、民間が15台を保有。
石原慎太郎前都知事がディーゼル車の排出ガス規制を行なって以来、都は再生可能エネルギーを活用した温暖化対策を模索してきた。
2017年以降、水素は選択肢の一つとなったが、二酸化炭素を排出しない水素エネルギーの利用は東京2020オリンピック以降さらに加速。生産コストや、正しく使用すれば安全という面でもメリットがある。水素燃料によるバスの長距離走行も可能だ。
水素はさまざまな資源からつくることができ、都はバイオマスなど供給源の多様化を目指している。