

17日に大阪の繁華街の商業ビルで火災が発生し、少なくとも27人が死亡した可能性がある。
火事は8階建てのビルの4階で起きた。共同通信は捜査関係者の話として、放火の可能性も含め、火災の原因について調査していると伝えている。
大阪市消防局の職員によると、27人が心肺停止(日本で正式に死亡が確定する前に使われる言葉)の状態で、1人が負傷した。
公共放送のNHKが報じた映像では、精神科のクリニックが入居している建物の4階の窓から煙が吹き出しているほか、最上階からも煙が出ている。
火災は、クリニックが午前10時(グリニッジ標準時午前1時)に開院してから間もなくして発生し、30分以内に大部分が鎮火されたとNHKは報じている。
ビルは大阪市の中心街の主要駅付近に位置し、他の階には美容院や衣料品店、英語学校が入居しているという。窓から助けを求める女性を目撃したという男性の話がNHKで報じられた。
2019年には京都市のアニメ制作会社が放火され、30人以上が亡くなり、数十人が負傷した。
ロイター