
米製薬大手メルクの日本法人は14日、新型コロナウイルス治療薬「モルヌピラビル」について、日本への供給を加速すると発表した。新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大に対応し、3月末までの政府への納入量を60万人分から80万人分に増やす。
メルクは昨年12月に20万人分、1月に5万人分を既に納入した。2月には22万人分、3月には33万人分を供給する。従来は1月には供給せず、2月と3月にそれぞれ20万人分を供給する予定だった。
日本法人のカイル・タトル社長は「今後もさらに前倒しで出荷していく計画だ」とのコメントを発表した。
時事通信