
19日午後3時21分ごろ、青森県東方沖を震源とする地震があり、同県階上町で震度5弱の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは約50キロ。地震の規模(マグニチュード)は5.5と推定される。津波の心配はない。
気象庁の中村雅基地震津波監視課長は記者会見で、発生場所から見て、2011年に起きた東日本大震災の巨大地震の余震と考えられると指摘。「今後1週間は震度5弱程度の地震に注意を」と呼び掛けた。
青森県防災危機管理課によると、現時点で人的被害は確認されていない。原子力規制委員会によると、運転停止中の東北電力東通原発(同県東通村)や日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(同県六ケ所村)にも異常はない。
主な各地の震度は次の通り。
震度5弱=青森県階上町
震度4=青森県八戸市、岩手県久慈市
震度3=青森市、青森県むつ市、東通村、北海道函館市、秋田県鹿角市。