
政府は中東への自衛隊派遣の閣議決定について、これまで想定していた23日から27日に延期する方向で再調整に入った。複数の政府・与党関係者が19日、明らかにした。安倍晋三首相が記者会見で国民に直接説明することも検討している。
閣議決定をめぐり、政府は当初、20日を目指していたが、イランのロウハニ大統領が同日来日することになったため、23日で調整していた。しかし、首相は23~25日の日程で訪中を予定しており、午後に訪中を控えて慌ただしい23日より、帰国後の27日の方が望ましいと判断した。
首相は20日夕、ロウハニ師との会談に臨む。首相は、自衛隊が米国主導の「海洋安全保障イニシアチブ」には参加せず、独自に情報収集活動を行うことを改めて説明し、理解を得たい考えだ。
JIJI Press