
防衛省は11日、北朝鮮が2月27日と3月5日に発射した弾道ミサイルについて、2020年秋の軍事パレードで公開された新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったとの分析を発表した。これを受け、岸田文雄首相は記者団に対し、「断じて容認できない」と非難。さらに「外交面や制裁の観点も含め検討する」と強調した。
同省は、2回の発射の飛距離はいずれも約300キロと発表していた。岸信夫防衛相は記者会見で「最大射程での発射試験を行う前に、何らかの機能の検証を行うことを目的として発射された可能性がある」と指摘した。
時事通信