パラリンピック開会式が開催
8月24日、東京パラリンピック競技大会の開会式が花火とともにスタートした。
競技場には日の丸が運ばれ、大会の開幕を記念した。
東京2020パラリンピック競技大会の開会式で行われた入場行進で、国旗を運ぶパラリンピック日本代表の谷真海選手と岩渕幸洋選手(2021年8月24日、日本・東京)。(File photo/AFP)
徳仁天皇は、「We Have Wings (私たちには翼がある)」をテーマに、今度はパラリンピックの開幕を宣言した。参加者の中には、カマラ・ハリス米国副大統領の夫、ダグラス・エムホフ氏、国際パラリンピック委員会のアンドリュー・パーソンズ会長、国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長の姿もあった。
東京パラリンピックはパンデミックの影響で1年間延期されていたが、火曜日、ほぼ無観客のスタジアムで天皇陛下により正式に開会が宣言された。
徳仁天皇は「ここに、東京2020パラリンピック競技大会の開会を宣言します」と述べられた。
東京の国立競技場で行われた2020年パラリンピックの開会式でスピーチする徳仁天皇(2021年8月24日火曜日)。(File photo/AP)
東京パラリンピックは57年ぶりの開催となり、同一都市で2回目の開催は日本が初となる。
アクロバット、ピエロ、からくりパフォーマンス、華やかな音楽、そして競技場の上に打ち上げられた花火など、サーカスのようなオープニングで選手たちの長いパレードの始まりを告げた。
パーソンズ氏は開会の挨拶で、「ついにここまで来れたなんて信じられない気持ちです。多くの人が、この日を迎えられないだろうと思っていました。実現不可能だと思っていました。しかし多くの人々のおかげで、地球上で一番変革を起こす可能性を秘めたスポーツイベントが始まろうとしています」と語った。
開会式では、難民チームを含む162の代表団の国旗が掲げられた。
アフガニスタンの国旗は、選手不在のためボランティアが掲げて入場した。
パラリンピック開会式で掲げられるアフガニスタンの国旗。(Twitter/@Paralympics)
22の競技で539個の金メダルを争う、13日間のパラリンピック競技大会がスタートした。ウイルスへの懸念からほぼ非公開で行われたオリンピックの閉幕から、2週間後の開幕となった。
*AP通信