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米、圧力維持に「風穴」警戒=イラン大統領訪日を注視

イランはウラン濃縮活動の再開など核合意を逸脱する措置を加速させており、米国は圧力強化で対応する構えだ。(AFP)
イランはウラン濃縮活動の再開など核合意を逸脱する措置を加速させており、米国は圧力強化で対応する構えだ。(AFP)
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21 Dec 2019 01:12:09 GMT9
21 Dec 2019 01:12:09 GMT9

【ワシントン時事】イランに対する「最大限の圧力」を推進するトランプ米政権は、イランのロウハニ大統領の訪日を注視している。米イランの橋渡しを目指す日本の役割に期待しつつも、イランが日本に秋波を送り米国による国際包囲網に「風穴」を開けようとすることを警戒しているためだ。

国務省のフック・イラン担当特別代表は19日の記者会見で、イランで多数の犠牲者が出たとされる11月の反体制デモ弾圧に触れ、「ロウハニ師が他の国で接遇されているときに、デモ犠牲者の家族に送るどんなメッセージがあるのか」と語った。国務省当局者によると、フック氏はロウハニ師訪日を好ましく思っていないという。

イランはウラン濃縮活動の再開など核合意を逸脱する措置を加速させており、米国は圧力強化で対応する構えだ。財務省は19日、人権侵害に関わったとしてイランの裁判官2人を制裁対象に指定。さらにポンペオ国務長官は19日の演説で、反政府デモの弾圧に関わったイラン当局者や元当局者の米国ビザ(査証)発給を制限することを明らかにした。

JIJI Press

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