アラブニュース・ジャパン
東京:ロシアのプーチン大統領は日本の歴史教科書について、「第二次大戦終戦時に誰が広島と長崎に原爆を投下したのかを言わず、真実を無視している」と批判したとロシアと日本のメディアが報じた。
プーチン大統領は25日、ロシア文化功労者へのスピーチで、「日本では追悼の日にも誰が原爆を落としたのかは言わないことになっている」などと発言した。
また根拠は不明だが、「日本の教科書ではアメリカが虐殺行為を行ったと説明せず、真実を無視している」 として、日本は米国に追従しており、西側諸国は歴史認識を歪曲しているとの持論を展開した。
プーチン大統領は日本に対する認識を強調し、日本は「米国に過度に配慮している国」であることをロシア国民にアピールしたいと考えがあるとみられる。
日本はロシアがウクライナを侵略したとして対ロ制裁を行い、両国の関係は急速に悪化している。これに対しロシアは、第二次大戦終戦時にロシアが占領した北方領土問題で、4島のうち少なくとも2島を返還するという日本政府の望みを打ち砕く措置を取った。