
仙台市は28日、海外渡航歴のない新型コロナウイルス感染者から、オミクロン株の新たな系統が検出されたと発表した。11日に成田空港の検疫で検出された「XE」とは別の系統で、国内で確認されたのは初めて。
同市などによると、今回確認された新系統は、XE系統と同様に、「BA.1」と「BA.2」の2系統の遺伝子が交じった組み換え体。感染力や重症化リスクは不明という。
感染者は仙台市在住で、3月下旬に発症。直近の海外渡航歴はなかった。症状は重くなく、既に療養は解除されており、接触者などから新系統のウイルスは検出されなかった。
オミクロン株の新系統をめぐっては11日、米国から成田空港に到着した女性からXE系統が検出されていた。
時事通信