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対ロ、結束して対応=欧州・太平洋の「安保不可分」―日フィンランド

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12 May 2022 12:05:41 GMT9
12 May 2022 12:05:41 GMT9

岸田文雄首相は11日、フィンランドのマリン首相と首相官邸で会談し、ウクライナ侵攻を続けるロシアに結束して対応することで一致した。両首脳は、覇権主義的な動きを強める中国について懸念を共有。「自由で開かれたインド太平洋」実現に向け意見を交わした。

両首脳は会談で、ロシアに対し、普遍的価値を共有する国々が結束して対応することを確認。欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、力による一方的な現状変更は容認できないとの認識も共有した。

岸田氏は共同記者発表でウクライナ侵攻について「非道な侵略を終わらせるための正念場」と指摘。マリン氏は「ロシアに対するさらなる制裁を強く支持する」と述べた。

北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を検討しているマリン氏は「歴史的一歩を踏み出すとすれば国民の安全のためだ。加盟すれば、共通の価値を支持する国々全体の強化につながる」と強調した。 

フィンランドは、ロシアと約1300キロにわたって国境を接しており、これまで軍事的中立を維持してきたが、ウクライナ侵攻を受け、NATOへの加盟申請について近く判断する方針。

両首脳はアジアの安保環境についても協議した。マリン氏は「中国はその力をどのように使うのかを画策しているのではないか」と懸念を示した。

時事通信

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