
バイデン米大統領は、沖縄の本土復帰50年の節目を迎えた15日、「民主主義、自由、法の支配に対する日本の断固とした支援とそれら理念の前進に向けた沖縄の貢献に深く感謝する」と表明する沖縄県民宛てのメッセージを発表した。
バイデン氏は、「沖縄返還は日米関係の1ページが終わりを告げ、新たな関係が始まったことを意味した」と強調。「日米同盟はかつてないほど強固になっている」とし、「米国民と沖縄県民の人と人とのつながりは日米関係を深化させるかけがえのない要素だ」と述べた。
東京の式典に出席したエマニュエル駐日米大使も「日米同盟と友情は沖縄県民の貢献でさらに強固となった」と表明。ロシアによるウクライナ侵攻を非難し、インド太平洋地域で侵略を阻止することの重要性を指摘した上で、「日米両国民は共に平和を守らねばならない」と訴えた。
大使はまた、「未来への贈り物」として、沖縄の高校生を対象とした2年間の英語学習奨学金プログラムを設立すると発表した。
時事通信