外務省は20日、東シナ海の日中中間線の中国側海域で新たな掘削施設とみられる構造物設置の動きがあると発表した。船越健裕アジア大洋州局長は、「中国側が一方的な開発を進めていることは極めて遺憾だ」として、駐日中国大使館の楊宇次席公使に電話で強く抗議した。
日中両政府は2008年にガス田の共同開発で合意したが、事務レベルの協議は停滞し、中国側が一方的に開発を進めている。
時事通信