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訪日観光再開へ実証スタート=15グループで12県訪問

訪日観光再開へ実証スタート=15グループで12県訪問 (AFP)
訪日観光再開へ実証スタート=15グループで12県訪問 (AFP)
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24 May 2022 08:05:10 GMT9
24 May 2022 08:05:10 GMT9

新型コロナウイルスの水際対策のため中断していた外国人観光客の受け入れ再開に向け、観光庁や民間旅行会社が実施する実証事業が24日、始まった。第1陣としてハワイなどを出発した7人の観光客が同日午後、成田空港に到着。6月初めにかけて15グループに分かれた約50人が石川や長野、福岡など計12県を訪問し、観光客の行動管理や感染対策などの課題を検証する。

同日到着するのは米国を出発した7人で、関東や東北地方を中心に観光する。代表者が空港で記者団の取材に応じる予定。

実証事業では、マスクの着用や手指の消毒といった感染防止対策の徹底を求めた上で、感染者が出た場合に適切に対応できるかも検証する。訪問する12県は岩手、山形、栃木、茨城、千葉、山梨、石川、長野、岐阜、和歌山、福岡、大分。

斉藤鉄夫国土交通相は24日の閣議後記者会見で「訪日観光の再開は受け入れ地域の理解や安心感の醸成が必要だ」と述べ、検証結果を参考に有効な対策をまとめた指針を策定する考えを示した。

事業は日本旅行など6社が運営する4~7泊のパッケージツアーが対象で、米国、オーストラリア、シンガポール、タイの4カ国から観光客が参加。3回のワクチン接種を条件とし、各社の添乗員が参加者の行動を管理する。訪問先地域は受け入れへの同意が得られた県から選んだ。

時事通信

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